2007年05月04日

「その後」  日本学生野球憲章  

スポーツ特待生制度


私はこれ、普通にある事だと思っていた。
野球だけ、明示的に禁止されているのね。


私はこういう制度はあっても良いと思う。
もちろん、金銭的に余裕のある学校組織が優秀な学生を独り占めするっていう弊害や、特待生制度を受けて入学した後に怪我や病気、もしくはスランプ等で伸び悩む、もしくはそのスポーツが出来なくなった後のその学生への対応等問題はあるけど。



名前を上げられた学校側が、

・チーム全体として対外試合を禁止する
・特待生制度を受けていた生徒の出場を禁止する
・予選で良い所までいっていたけど、春季大会出場を辞退する

を決めた、と言う。

その決断を下した、下さざるを得ない状況になった学校組織は、
376校
7971人

になったと言う。

何故高校野球だけが特別視されるんだ?
大騒ぎされるんだ?
何故高校野球を行う生徒だけが清清しく古き良き?日本の清廉潔白で純朴で従順な少年像を求められるんだ?
私は話に聞く連帯責任の代表格のような「軍事教練」と云う言葉を思いだすよ。


高野連がこの事実を知らなかったとか、各高校の野球部部長とか責任者?を罷免しましたとか、降格するとか言っている。
言いたい事は数あるけれど、でも今回このニュースを聞いて一番先に思った事は違う。
私は次の事を言いたい。


対象の生徒はどうなるの?


と。


特待生になって、本人も家族も誉れに思っていた事だろう。
実際、その家族の経済状態では通えなかった設備のある学校に通えた生徒もいるだろう。

当然のことながら、こういう問題?があからさまになった上は、問題の生徒達に特待生の特典を与え続ける事はできなくするよね?

どうするの?
生徒達。


今まで全額もしくは一部免除だった授業料、寮があれば寮費、その他諸々の費用が全部一度に家族にかぶさって来る。
退学・転校せざるを得なくなる生徒がいるのではないの?
多分何か対応策を考えるのだろうけど、私は大きな危惧を感じている。


自分を助けるべき能力が、チームメイトに貢献する能力が、人に誇ってよい能力が、家族の誉れが180度反転して自分や家族やチームメイトに跳ね返り苦しめる。


春季大会の出場を辞退した、対外試合を禁止されたチームや学校の生徒は、問題の生徒を恨まないか?
チームメイトに迷惑をかけた、と才能が萎縮してしまう生徒がいないと断言できるのか?
あろうことか特待生の出場を禁止したとか・・・
その生徒の心の傷は?絶望感は?


ねぇ、前から思っていたけど、一部の生徒が万引きしたり暴力沙汰を起こしたりすると連帯責任でチーム全体(以前ある事件でその学校の全ての部が謹慎した事もあったような)が謹慎するよね・・・
高校野球でとみにその話を聞くよね。

おかしくない?

犯罪を犯した生徒だけを罰すればよい、その生徒がそういう事をすることを看過した生徒にはそれ相応の罰を与えればよい。
チーム(部)全体の責任じゃないだろう?
事情を聞いていって、結果として所属部員全員が謹慎って事態はそれはそれだ。


上記の様な事を書いたが、今回の問題は上の問題とは断じて違う。
件の生徒には一切責任はないだろう??

特待生の出場を禁止するとは・・・
チームとしても出場を辞退するとは・・・
高校野球のシーズンに新聞やテレビ中継時に良く使われる
「この春/夏は二度と来ない」
とかなんとかを意味する言葉は、意味のないお呪いだったのか!
学校長等の言ったと言われる「けじめ」だと・・・?
お前達が「けじめ」をつけろ!
生徒にけじめをつけさせるのはお門違いだろう!


仮に、本人が自分で調べてきてこういう制度があるからこの学校に特待生で行きたいと「本人から」言いだしても、それはそういう制度を実施し告知し、受け入れた学校側の問題だろう!
(ましてやチームメイトの責任じゃない)
それに高校進学は生徒や親が勝手に手続きできるものじゃない。
特待生進学となれば、いろいろな手続きやらで中学側にも関与した人間がいるはずだ。

それらの大人はおかまいなしか。
高校側の人間で首になった野球部部長とかいるけど、彼らは傷つかない。
どうせすぐにあまり不名誉にも思わずに別の就職口があるだろう。
組織が異なるだけで又野球に関連した職も望めばさほど困らずにありつける気がする。
自分達はさほど傷つかないのに、子供達の将来を摘み取るのか!


普通の家庭で日本学生野球憲章をしっかりと読む人間がどれほどいるだろうか?
例え読んでみてその内容に禁止する一文があっても、学校側のパンフレットやHPに特待生制度が謳われていたらそちらの方を信じるだろう。
学校側だってうまい事言うんだから。


この問題の対処如何によって、将来日本やアメリカで活躍できたかもしれない才能がしぼんでいく事を恐れる。
特待生になるくらいだから、秀でた才能なんだよ。
それが自分を苦しめ、周りを苦しめ、将来の生活の糧にできるはずだったものがそうでなくなるかもしれない。
人生が変わる。

今この特典を受けている生徒ばかりでなく、来年、再来年この制度で進学しようとしていた子供達の将来も変わる。
先月この特典で入学したばかりの生徒は、たった20日程の希望に満ちた日を過ごしただけで奈落の底だ。
家族はいきなり授業料その他の費用の工面で悩む事になっていると思う。
公立校もあるみたいだが、私立校が多いのだから費用が高い学校が多いだろう。

どうするの?


TV画面などで頭を下げている人間は、この先のお金の工面を考えなくていいんだろう。
チームメイト達に会わせる顔を考えなくていいんだよね?
転校を考えなくもいいし、
この先どうやって野球を続けていけばいいんだろう、この子の為に良い環境をどうやったら用意してあげられるのだろう、と頭を抱える事もしなくていいんだよね。

頼むよ。

バレーボールやバスケットや他のスポーツではいいのだろう?
たまたま野球に才能を発揮しただけで、どうしてこんな目にあわせるの?

才能を持っていればどんな状況でもいつか必ず花開く、ってのは嘘だ。
経済的事情で近場の学校にしか行けず、その学校でその才能に見合う環境がなければ、才能は花開かずにつぼみのまま朽ちて行く率の方が高いよ。
有能な指導者だって必要だし。
小中学校でその才能の芽吹きを感じても、高校でそのスポーツに力を入れてなければ、又なんとかリーグ、プライベートチームとかに所属させられるだけの経済力がなければ、体を作ることもできない。
成長盛りの時に。

それでも光る子はいるかもしれない。
だけど、そんな子は本当に特別な子だ。
野球は最低でも9人+9人でやるものじゃなかったの?


今現在活躍しているプロ野球選手の中にも過去に特待生だった人はいるのでしょう?
その人たちはどうするの?
一般の会社へ就職する際の履歴書に書いたり、才能が大輪に花開かなかったけど、特待生だった事を心の糧にして日々生活している人も大勢いるよね。


何故才能を閉じ込める方に向かって、伸ばす方に考えないんだろう。
弊害があるなら、例えば前述した弊害ならそれを緩和、無くす方法を考えればいいじゃないか。
まさかこれをきっかけにして、野球だけ禁止するのは片手落ちだから他のスポーツでも特待生を禁止する、なんて愚行はしないだろうね?


何故学校関係者を含む利益追求者(大人)が行った事で、特待生本人、チームメイト(部員)、その学校の生徒が割りを喰わなきゃいけいんだろう?

なんだかこれに限った事じゃないけど、大慌てで頭?尻尾?を切り取って、たまたまそれで割を喰う事になった人達には
「運が悪かったんだよ。じゃ〜ね〜」
「ここに居合わせたのが貴方の責任」
みたいな感じで切り捨てていく事が多いような気がする。


唐突だけど、名裁きと云われる大岡越前のいくつかの人情をあてこんだ裁き(ほとんどが作り話らしいが)や海外での数々のほっとする昔話が国内海外問わず、時を超え時代が変わっても生活環境が変わっても今も尚語られるというのは、実話であろうが作り話であろうが、それがあまたいる人の心を捉えるからではないの?
人を救う道を選んで欲しいと。

生類哀れみの令は、日本史上稀に見る悪法って言われるけど、今現在悪法と悪法を為す人間は生まれ続けている。


posted by 葉山猫 at 11:44| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

遠い記憶とその判断  お返事

テストを兼ねて書き込みます。
前記事のコメントにレスをつけようとすると、ERROR と出て書き込めない(泣

以下書き込めなかったお返事に付け足し+さらに付け足しで長文になりました。



c.mamaさん、こんにちは!

そういう様に言っていただくとちょっとだけ気持ちが楽になります。
ありがとうございます<(_ _)>

そうですねー
私も「訓練」している時代がありましたねー


時々、痴漢にあったり、男から酷い目に会うのは、女に隙があったからだ。という意見を聞くことがあります。
(私の知り合いだけか?)

私の父がそうだったんですけど、こう言われて私は育ったんですよ。
曰く、服装、化粧、言葉使い、身のこなしその他諸々に気をつけろ。
マニキュアは、社会に出てからからも透明なものもダメ。
コロン、トワレ、無論パヒュームもダメ。
赤系ピンク系の口紅もダメ。
今のナチュラルメーク系だったら良かったのでしょうが、時代はボディコン時代に向かっておりました^^;
高校卒業してから反動が来ましたが。(笑
それでも、父の目を逃れてコソコソとやってました^^;

程よい女らしさ、というものが子供心に分からず、こういうのかな?、と思えば、「男の気を引くつもりか!」だったし、結局面倒くさくなってがさつな女になりました^^;

父の言い方は乱暴で、きちんとした婦女子であれば、誘拐もされない!という考えだったのです^^;
反発しましたよー。目いっぱい。

でも、どこかにそういう考えが植えつけられているんですよね。
だから、痴漢にあっても家の前でスカートまくられてお尻を触られて逃げられた時(私17歳)も親には言えなかったですよ。
言えば、お前が悪い!、そんな格好?しているからだ、隙があったからだ!と言われるので。
ちなみに服装は、自分では露出過多やセクシー?な服装ではなかったような気がするのですが・・・
まぁ・・・父の教えに反発したおかげで?、後年痴漢に会おうがナニを見せられようが、撃退できる女に育ちあがったわけですが(笑
ついでに思いを寄せる好青年からも怖れられるという弊害も残しましたが。(悲哀


元記事さんにあるようにお子さんが素直に、親に、大人に、言える、言えるままにしてあげる環境と大人の態度って言うのは、とても大事な事と思えたのです。
そして、うらやましかったのかな・・・(たはは
いい親御さんだな、いい娘さんだな、いい先生方だなって。




poohpapaさん、こんにちは。

ありがとうございます<(_ _)>
そうですね、そういう機会(同窓会とか)あったら伝えて謝りたいと思います。
残念ながら、現在の所在地はわかりません○| ̄|_
忘れられてる位だったらいいですよね。
覚えていられたらそれはそれで又ぐるぐる考えてしまいそう^^;

>いつもいつも余計なお世話でゴメンなさいm(_)m
とんでもないです。
結局私の心のやましさって言うのは、いろいろある中で一番は「謝らなかった事」だった、と今は思えますので。




私は父も母も愛しております。
反発した時もありましたが、年を取るに連れ、愛情は増して来ています。
だけど、客観的にみると昔ながらの教育・道徳観?を受けて継いでいて、自分達の単なる好みまでを一方的に押し付けてきていた様な気もします。
特に性にまつわる考えは、親の対応が大きいかな、と思えます。
変にタブー視しても興味は募りますし、貶めて禁忌感を持たせてもダメだし。
かといって、好きにしろって話でもないし・・・^^;

大事なのは、子供がおかしな目に会った/会いそうな時に、親が子供を信じないでどうする、って事でしょうか。
(万引きをした子供をかばったり逆切れしたり、自堕落な格好、生活をしているのに事が起こった後で、そんな事になるとは思わなかったってのは無論のこと別問題ですけど。)


ただ・・・c.mamaさんも書かれていますがこういう時代ですから、子供を信じていても、又子供がそれに応えていても危ない目に会いますからね・・・
いつかどこかで必ず、異性関係に限らず、自分一人でやらなければならなくなる、なんらかの「訓練」ってのはありますよね。
そういう意味では大人になっても死ぬまでそうだと言えますが。
その訓練過程で遭遇した内容が、自分の手に負えるものかそうでないのか、の判断が年々難しくなってきているのが怖いところです・・・

posted by 葉山猫 at 09:26| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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