叡智の禁書図書館<情報と書評>
の記事にデジタル絵画「最後の晩餐」が紹介されてました。
(下記を見るなら、音楽がなりますのでご注意)
http://www.haltadefinizione.com/jp/
この叡智の禁書図書館の管理人aliceさんは凄いわー・・・
実を申せば、このブログをやり始める時に、どんなブログにするか、書くネタがあるのか?とか思っていたのですが、こちらのブログを見て、ハタと、私も本だけは読んでるじゃない!
(aliceさんの本とかレベルには到底到達してませんが)
読んだ本1冊1冊の感想書いていったら、3000日は持つ!
とか思ったのが最後の決め手になったのですが・・・
当初の思惑とは全く!別のブログになりました・・・_| ̄|○
ネタばれしないように書くのは、難しいです・・・
(ネタバレしないように書くのは私の好み・・・だけど、がっかりした本はその限りに非ず(こら))
物語ばかりでなく、紀行文にしろ、どこへ行くのか、何を見たのかって、読んでいるうちに分かるから「おぉーーー」と思うのであるから、素直に何が書かれているかって書くのに躊躇するのですよね・・・
この「叡智の禁書図書館」を見つけたのは、映画「ダヴィンチコード」全盛の頃でした。
著者が題材にしているテーマが、実際に検討されているものなのか、単なる著者のエンターテイメント的発想のものなのか、実際に検討されているものなら、どこまで本当なのか、というのが知りたくて、ネットで調べまくっている時にめぐり合ったのでした。
いっぺんに嵌りました。
私は宗教に関しては信心する、という観点からはまったく興味がありません。
が、その宗教を築く事になった本人にはすごく興味があります。
まぁ、結局そういう人には、奇跡とか不思議話がいっぱいついて回るのでそれが好き、という単なるファンタジー好き、なのですが。
キリストも常に興味を持っている人です。
まぁ強いて言えば、通っていた幼稚園がキリスト教系で、分からないままに「天にまします我らが父よ」とか事あるごとに手を合わせて祈った事が出だしかも知れませんが。
(うちは浄土真宗^^;)
で、このデジタル絵画。
すごい!!
160─170億画素!!!
現場行って見るより私には合ってるかも。
(ま、負け惜しみ・・じゃないやぃ)
細部を見たいのですよ。
とは言っても、私のPCスペックでは10%拡大がいいところか。
(1点固定で拡大なら結構な倍率行くのですが、その状態で移動すると戻ってきません^^;)
他の絵画(宗教画)も2点ほど展示されてますが、そちらもすごい!!!
顔の表情、服のひだ・・・
画家の凄さが分かります。
眺めててあきない・・・
うーん・・・いい!!
で
「最後の晩餐」に戻ると
本・映画ダヴィンチコードの「最後の晩餐」の題材にされていた、キリストの一番弟子で一番信頼されていたのは、妻であるマリアである。
その人物は、キリストの向かって左側の人物ではないか、とされていたが、
どうです?
ご覧になって。
私は一番最初にこの絵を見た時(小学生か中学生)から、常に目線がキリストよりも左側の所謂マリアとマリアに話しかけている人物に集中してしまうのですよ。
常に「なんでだ?」と思っていたのですが(だって宗教画だから主人公はまずキリスト)、このダヴィンチコード内の説を読んで「!!」と思いました。
(感化されてるなー・・・^^;)
他の人物と左側の人物(便宜上マリアと呼ぶ)のタッチ、雰囲気が明らかに違うのですよ。
まず、肌の色が違う。
拡大して見ると良く分かりますが、顔のラインや手のライン。
他の弟子達とはまったく異なるのですよね。
書き込み方も違う。
(まぁこれは使った色(材料)のせいで他の人物の書き込みが飛んでしまったって事も考えられるけど。でも・・・あの!科学者のダヴィンチですぜ?どの色(材料)が長持ちするかって知ってたような気がする・・・)
それに、キリストとこのマリアのみが、他の登場人物たちと目線の方向が違うのですよ。
他の弟子達は喧喧諤諤と言う感じで討論?しているように見えますが、この2人だけ雰囲気が違っていて、おまけに2人の心情は共通しているように見えるのですよね、私には。
手の位置もうがって見れば、近しい人間関係を表わしているような気もするし・・・
飲みに行った時とか、関係が薄い人のそばに自分の手っておかないですよね?
時代が異なろうが、外人だろうが日本人だろうが心情は同じはず!
(なんて・・・卑近すぎる例えなんだ!!!)
(名のある)画家は、自分の主題が一番前面に来るように描くという。
見た人の目線をどこに集めるか、とかね。
それだけのテクニックを持っている。
むむむぅ・・・
いずれにしろ、暇があったら眺めていられるものが出来て嬉しいの一言。
ダヴィンチコードを読んで(見て)からこの左側の人物を見るたび、女性だ!という思いが深くなるばかりの私でした。
あ。
書いてから思いましたが、ご注意です。(自分にも)
ダヴィンチが何を思ってこの絵を描いたか、という事と、彼の生まれる約1450年昔のキリストの真実がどうであったかは、又別のお話・・・
ダヴィンチが何を知っていたか、何を思ったか、が又興味のある所・・・