2010年06月16日

情熱

二本目gremz発芽345日目 入梅 黒の抜け毛が・・・

gremz_soccor.jpg
W杯で盛り上がってますねぃ。

宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。
文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。
製造に着手できなかった。

はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014〜15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。
来年度には製造に着手しないと間に合わない。
川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。

ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。
今後も大幅増は見込めない。
はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。

(2010年6月14日 読売新聞)

菅総理が、予算を見直す、って言った事に対し、現金だとかなんだとか揶揄されたり批判されたりしているけど・・・
いいじゃないの!
そんなものよ。

企業なんて、それまでお荷物扱いされてても「売れる!」って事が分かった何かがあれば手のひら返すように、全社的に方向転換するんだから。
むしろしなかったら、社長の器じゃないって下ろされるわ。

個人的に思う問題はね
3000万まで縮小されたって事だと思う。

それが事業仕分けのせいだって言われるのかも知れないが、仕分けする方にも見識が必要だけど、プレゼンする方にも責任がある。
むしろプレゼンする方の責任の方が強いと思う。


NHKでやっていたプロジェクトX。
私あまり見なかったんだけど、この番組にしても他の「成功者」の方々の話をあちこちで耳にするにしても、「作る側」の情熱にいつも驚かされるし、感動する。

白色のLEDしかり、パナソニックの全社的なLED電球へのシフト(これは開発者と言うより、指示する側の人だけど)やら、今急に思いつかないけど他にも感動した開発、成功話はいっぱいあった。
その中で共通するのは、現場の情熱、だと思う。
現場の情熱、というかそれを実現させたいと思った人の情熱、かな。

何回実験しても良い結果が得られず、開発中止を言い渡されたり、予算縮減を言われたり、他者に先を越されたり。
それでもできるはず!と、上司を説得しチームメンバーを引きとめ、中には社長に直訴したり。
予算のない中で工夫をしたり。
結果からすれば英断と言われる決断を下した上司や社長もすごいけど、結局現場の情熱がなければGOの決断はくださなかったんじゃないのかな。

程度が低すぎて申し訳ないが^^;、以前記事でも紹介した「BONES」というアメリカのTVドラマを思い出した。
主人公がそのセクションの長になれなかったというエピソードがあるのだが、
「私の方が実力はあるのにどうしてなれなかったの」
に対し、
「<役職>は、研究だけしていればいいんじゃないんだ。予算取りや他との折衝事の方が比重が大きくなるし重要な事になる。君にそれができるか?」
という下りがある。

仕分け者をかばうつもりはないが、判断を下すトップ(仕分け者)と言えどすべての知識を詳細に持っているわけじゃない。
そういうトップを説得するだけの準備と熱意がなければダメなんじゃないかと思う。
上記のTV番組で言えば、主人公がなれなかった<役職>こそが、事業仕分けの席上にあがった、それぞれの独立法人の代表者であったはずだ。
その代表者が寝ぼけた事を言っていれば

「だめ。はい、次の人」

ってなるのは当然だろ・・・
あの中継を見ていた当事者の現場の人間、もしくは国の補助金も出ない所で研究している人達はどんな思いをしてたんだろう・・・
「俺を出せぇえええええ!」
「そんなものに金出すくらいならこっちにくれぇええええ!」
と叫んでいたのではなかろうか。



今感動をよんでいるハヤブサだって、地球に帰還してきたからこそこれだけ大騒ぎになり感動を呼んでいるが、これまで話題に上っていただろうか?

成功せず宇宙の迷子になっていたら、もっと予算をくれたらハヤブサ2号では成功します!させます!と言っても、世間の反応はどうだっただろうか?
100円200円の話じゃない。
17億円だよ。

一度失敗して次も成功するかどうか分からないものに17億円??
それよりも老人問題、経済問題にその金を使え!
と、かしましかったのではないだろうか?

だから科学技術好き宇宙好きの私としては、成功して本当に良かったと思うし、成功したからこそ、使われた技術が詳しくワイドショーやらで紹介されて皆が知ったのだし、日本人として誇りに思う事ができるようになったのだろう。
ならば当初の軌道を修正して、予算を増やすってのは当たり前だし、なんも恥ずかしい事ではない。と、私は思う・・・

って言うか絶対に増やせよ!?
もう海外からイオンエンジンやらに提携やオファーの話が来ているらしんだから!
くれぐれも川口教授やら、現チーム内の要の技術者や研究者を海外に引き抜かれるなよ!
それには金だ!


本当は、研究・開発者は研究だけに専念したいだろうし、又人との交渉能力はないんだけど研究はピカイチ!って人の方が多い(だろう)から本人の情熱って言っても代弁してくれる人がいないと難しいんだけど。
そうなると、結局代弁する奴の根性にかかってくる。

ただ
「必要なんですぅ」とか
「急に減らされても困るんですぅ」とか
「今までコレ位貰っていたので」とか
「利用はあります!でも数字は言えません!」とか
「効果は具体的に言えないんですけど、あるんです!」とか
「把握してないです。後で調べます」とか
そんなんじゃ、社内プレゼンでも失笑されるだけだ・・・
「お前真剣に準備していたのか?」
で、出世の道は閉ざされるね。


結局事業仕分けの対象になったのは、大なり小なり国が金を出している部門なんだから、その部門に目を向けさせたって功績は大きいと思う。

教育が大事なのは自明の理だし、将来を見据えての投資も必要だけど、財布内での優先順位をつけないといけない事だから、代弁者がいかにアッピールするかで取り分が変わってしまうのはしょうがないと思う。

成功したから世間が知るのであって、口下手で交渉事が不得意で自分の代わりに交渉を託した人間の力不足や情熱の無さで失われた技術や発明、発見はどのくらいの量に上るのだろう。

一方、見当違いの命題にずるずるとお金をかけて無駄にしていったモノはどのくらいあるのだろう。

最初から無駄とか成功するとか分からないんだから、それを続けさせるか止めさせるかってのを判断する財布の紐を握っている人間には情報が必要だし、続けさせて貰いたいならそれだけの情報をアッピールできなければ・・・


スパコンの問題も、初めて
「二番ではいけないのですか」
と聞いた時は、「はぃぃぃいいい?」
と「一番二番」という順位に目が行ってしまい、そういう問題じゃないだろう!
と憤慨したが、どうも様子が違う、と思い出した。
(自己弁護すれば、前後のやりとりが気になって検索したけどあの箇所の「セリフ」しか出てこなかったのよ・・・報道もあのセリフ部分しか報道しないしさー)

結果的に二番になっても、その過程の副産物には価値がありますし、過去にこういうものがこういう分野で利用されてますから研究し続ける事自体に意味があるのです、でも一番になってこそ、特許やその世界での第一人者という事で、技術を売る事ができるのです!というような、もしくは最悪一番二番に関係なく研究し続ける事が大事なんだ!ってのをもっと上手に、私より頭の良い人達なんだろうから「形勢悪し!」と思ったら路線変更で言い返しゃいいのにさ。

そんなに人材いないのか?
あー
天下りが天辺で扱っている内容も従業員の資質も知らず、場に出す人選もできなかったのか?
(場に出す人材を決める人選って意味も含んでね(笑))
それとも、ふにゃ〜と仕事してても給料貰えてたので職場存続、事業継続に危機感ない人達ばかりでしたか。

私を雇えよ!
コンチクショー!
はぁはぁ・・・
話がそれたъ(`ー゜)


結局、交渉事をするならば
自分が所属している部署(会社)の仕事に理解があるか、
(金以外の)何が必要なのか、
何が問題(欠点)なのか、
てのが良く分かっていれば、そして、

自分の仕事(会社)に誇りを持っていれば(持てる部分を探しているか)

で、対外(そと)へアッピールする情熱が変わってくるんだと思うんだよね・・・

自分達が住む住宅仕様をアッピールする情熱だけ抜きん出ているようでは怒るよ。


と言っても

大元の会社(国)方針が寝ぼけていたら、早晩その会社はつぶれちゃうんだけどさ(泣



最後に、ハヤブサ君と関係者、小惑星イトカワの命名元になった糸川博士の話は私もとても感動しました。
気分が高揚しましたし、涙が出てきました。
そして、最後の地球の撮画データが途中で止まって真っ黒の画像になった時。
皆様のお気持ちはどんなだったか・・・

小さなお子さんがいる方、宇宙の事なんか難しいよ、と思っている方。
「はやぶさ君冒険日誌」を。
分かりやすくて面白いですよ^^
(所々子供は使わんだろ(笑)って言い回しがでてきますけど(爆))


そして、こんな記事を書いたのも、日本のロケットの父と言われる糸川博士が終戦後研究に金を出してくれる所を探して奔走したエピソードから思った事です。
知識がなければお話になりませんけど、何がなんでも続けなければ、やらなければならない、という情熱のお話です。

糸川博士を検索したら、公に言われている探査衛星ハヤブサ命名とは違って、世界に言うにはちょっとはばかられるこっちが本当の命名理由だったのじゃないか、と思うような事も分かりますよ。
イトカワと来たらハヤブサとなるのは必然だったのだと。


万が一の配線設計をしていた技術者の方、常に方法があるはずだと知識を総動員していた科学者、技術者の方々。
そして何よりあきらめなかった情熱。
日本人として心より、おめでとう、と、ありがとうを言わせてください。



posted by 葉山猫 at 15:26| ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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