2010年07月08日

一番二番

二本目gremz発芽366日目 鳥がさえずり、緑が輝き空は水色、黒はクンクン

東大・国立天文台グループ共同開発のスパコン、電力あたりの性能ランクで世界一に!

東大・国立天文台グループは6日、共同開発したスーパーコンピュータシステム「GRAPE-DR」が、電力あたりの性能ランクで世界一となったと発表した。

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 1位にリストされたのは、Green500プロジェクトが1年に2回発表する2010年6月の「Little Green 500 List」だ。スパコンは、処理性能向上に伴う消費電力の増加が大きな問題となっており、電力あたり性能が高い計算機の開発が課題となっている。Green500プロジェクトはこのような状況を予測しバージニア工科大学のFeng教授が提案、HPLベンチマークでの電力あたり性能を順位付けしている。

 「GRAPE-DR」の結果は1ワットあたり815Mflopsの処理性能。現在世界最高速のCray XT6システムの約3倍の電力あたり性能を達成した。測定に使ったシステムは、GRAPE-DRシステム全体のうち64ノードで、1ノードはGRAPE-DRボード1枚、インテル製Core i7-920、ASUSTek製マザーボード、18GB DDR3メモリ、x4 DDRインフィニバンドネットワークから構成される。

 今後は、今年度中にさらに50%程度の電力あたり性能向上の実現を目指すとしている。


やったね!
とは言っても、このままこの地位を維持できなければあまり美味しくない。

消費電力を考えなければこのスパコンよりも性能が上のシステムがあるが、1ワットの消費電力だけでの性能でみると、この「GRAPE-DR」が一番!と言う事になる。

性能を発揮するのに消費電力を抑えられるというのは大きな事だよね。
スパコンそのものを積む事はできないけど、例えば潜水艦、ハヤブサみたいな探査機、人工衛星など限られた発電能力しか積めない設備、装置にコンピュータシステムを必要とする時にこの技術が応用できるのであれば輝いてくる。

現在世界最高速のCray XT6システムの約3倍の電力あたり性能だそうだが、年内に更に50%向上させる事を目標としているらしい。
約3倍の電力あたり性能と言う事は、同じ処理速度で比べた場合、クレイの1/3の発電量で済む、と言う事。

このままがんばれれば、現在ある発電施設やら、ランニングコスト等の問題でクレイを導入したくても導入できない、という国や組織に売れるかもしれない。

しかし私が世界で一番のコンピュータはクレイ、と習った時から随分と年数が経っているが(ほぼ25年)いまだにクレイが一番なのか。
ことほど左様に、一旦一番の技術を確立したものの地位をひっくり返すのは難しい・・・

一番二番とか言うとアノ問題が思い出されるが、同じ論法で後から追っかけても一番の地位を奪い取るってのは難しいよ・・・

と言う事で理化学研究所を思い出した(笑

で、スパコン関連でこんな記事を発見。
次世代スーパーコンピュータの愛称は「京(けい)」と決定

記念品って何をくれるのだろう・・・
ちょっと興味がある(笑
あんまりトンデモな品(高価)だったら・・・怒るよ(笑

んで・・・
二番ではいけないのですか!?で問題になった理化学研究所が開発しているスパコンって、どのくらいの性能なの?
とちびっと興味が出たので、軽〜く検索してみた。

まず、現在一番とされているCray XT6の性能は、理論最大演算性能は1キャビネットあたり20TFLOPS
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/17/057/index.html

で、理化学研究所が開発しているスパコンは・・・
世界最速レベルの10ペタフロップス級(を目指している)
らしい・・・
http://www.nsc.riken.jp/aisho/setsumei.html

・・・

クレイの「1キャビネット」と言う単位が気になるけど、単純に2倍でないにしろ、今から目指しているもの(2012年共用開始「予定」だってさ)より、アチラの既に発表・発売されて運用もされているであろうモノがはるかに性能が上のように思える。

大きな読み落としをしていた。
TFLOPSとペタフロップスの違い
PFLOPS(ペタフロップス)とは、コンピュータの処理性能を表す単位の一つで、浮動小数点演算を1秒間に1000兆回行うことを表す単位のことである。
PFLOPSの1000分の1を表す(浮動小数点演算を1秒間に1兆回行う)単位は、TFLOPS(テラフロップス)である。

ふーむ。
以下の一旦書いてアップした記事をどうするかな^^;
言いたい事は同じだから大丈夫か?(爆)

ちなみに、東大・国立天文台グループが開発しているスパコンは、2008年時点での目標で2PFLOPS超えらしい。(スピードだけを目指している訳ではないが)
http://grape-dr.adm.s.u-tokyo.ac.jp/project.html
という事は、処理能力で比べたクレイも次世代の目標は少なくとも2PFLOPS超え、ということになる。
同じ論法でトライして一番取るという事は、今時点で2番手ならともかくそれ未満だったら大変だわ・・・
既に東大・国立天文台グループのモノよりある機能及びセールスポイントで劣っている、という事だしねぇ?・・・
こうなると、「二番じゃいけないのですか?」と言うのは(他の開発団体の資料も持っていると思える仕分け人からの)開発団体に対しての助け舟に他ならないと思えてくる・・・



同じ理研のサイト内で
人工原子を光に共鳴させる 光コンピューティングの実現に一歩近づく
をみつけた。
シリコンチップを使用するみたいだから、昔で言うバイオコンピュータになるのかなぁ?

これを使用してのクレイとは異なる設計思想で10ペタフロップス級を目指していると言うのかしら?
あら。
この研究は、
「※この研究は新学術領域研究「量子サイバネティクス」に対する文部科学省の科学研究費補助金で行われた。」

ふ〜ん。
これ事業仕分けで問題になった予算と同じお財布なのかなぁ?
わざわざ断っているから、同じ財布なのかな?


なにはともあれ、理研ががんばっているのは分かった。
だけども、世界省エネ一番!に輝いた冒頭のスパコンは、東大・国立天文台グループ共同開発だ。
理化学研究所ではない。

国立天文台という位だから全く国のお金が関係していないとは言えないと思う。
思うが、ただ「一番にならないと意味がないんです」というフレーズから感じる、事業仕分け人の知性を馬鹿にしたような予算獲得アプローチはやっぱりないんじゃないかな、と思った今日この頃。
ラベル:科学技術
posted by 葉山猫 at 09:27| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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