2006年05月26日

ヘリオット先生奮戦記 − 記憶に残る本C

イギリスの獣医さんの体験記だ。
犬、猫、牛、馬がてんこ盛り。


ヘリオット先生奮戦記      ジェームズ・ヘリオット (早川文庫 上下)
Dr.ヘリオットのおかしな体験  ジェームズ・ヘリオット (集英社文庫)
ドクター・ヘリオットの愛犬物語 ジェームズ・ヘリオット (集英社)
       〃       2    上に同じ



前回ウォッチャーズで、
> 動物が主人公と聞いて「♪」って思って読んだら大間違いである。

と書いたが、これは全編  と  で出来ている。

読むと人に対しても何に対しても心優しくなれる本だ。
又、心慰められる本でもある。

家宝である!
(ぉぃ)

小学生とか小さい時に読むのも良いと思う。
情操教育にうってつけ(笑)
獣医さんになる! って言い出しても知らないけど・・・(笑)
ただ、特に子供向けには書かれていないから言葉が難しいかも。

背景は随分と昔だ。
第二次世界大戦前後の時代かな??
当時のイギリスの片田舎の雰囲気や、イギリスの田舎の普段の生活、又獣医さんの技術レベル(私は知らないけど)の違いとかも味わえる一作。
イギリスでは随分と人気のあった本らしいけど、うなずけます。


私は行った事ないんだけど、イギリスのヨークシャーが舞台
イギリスの北部らしいね。
お話の中でも厳しい自然が出てきたりする。

ヘリオット先生が大学を出てから、片田舎(?失礼)のヨークシャーで獣医の見習いを始める所から、恋をして結婚して子供が生まれてっていう、半生記にもなっている。
(ジェームズ・ヘリオットはペンネーム)
動物達とのお話以外に、奥さんへの恋物語、プロポーズ話なんか、もう最高!(笑える)
見習い獣医で居候している雇い主の獣医さんの弟!
いい味出してます!
徴兵されて「人間の」歯医者にかかった時の話、恐怖です!

とてもとてもいいヽ(´ー`)ノ

作者の近影ってのが載っているけど、もーお話の内容を具現しているかのような、優しそうな人の良さそうな上品な顔立ちのイギリスのおじいちゃん!って感じの方です。


私が好きなお話はいっぱいあるんだけど、その中でも↓が・・・

あるおうちの暖炉の前に、毎日ちょっとだけ暖かみを求めに来る猫のお話が心をうつ。
この猫は・・・野良でお母さん猫なんだけどね・・・子猫をね・・・(泣)

こういう風に動物から信頼を受けられるような人間になりたい!
って痛切に思った。

動物を見る目が優しい、人を見る目が優しい。
だから、読んで嫌な気持ちになる事がない。
どんなに悲しいお話でも、読んだ後は心が優しくなっている

ぼろぼろになっても手放せない本の一つ。


あ、今調べたら上記以外にまだ邦訳された著書があるのね・・・
し、しらんかった・・・
いかん!
読まねば!


ヘリオット先生集


最後に私的な注意をば一つ・・・(怒)
お話の内容ではなく、「本」そのものの注意ね。

 ↓

「ドクター・ヘリオットの愛犬物語」は共訳になってて、訳者の一人があの「ムツゴロー先生」。
・・・
・・・・・・
前書きを読んで不愉快になった。

畑正憲(ムツゴロー先生)が書いているんだけど、
ヘリオット先生の商業的見地からの作話テクニック(←こういう言葉使いをしている訳ではない)がどうのとか、書くなーー!
医者としての技量がどうとか、書くなーーー!
自分でも書いているけど、勝手な「推測」じゃないか!
素直に楽しめ!

『これからどんなお話が読めるんだろう♪』ってわくわくしている時にさー
読んで十何年も経っているけど、前書きを読んだ瞬間のあの怒りと不愉快さは忘れん!

さらに収録されているお話には、上記文庫本に収録されているお話でダブっているものもあった記憶が。

でも、集英社さんさー。
前作が売れたからって、日本での”ヘリオット先生”って感じで”ムツゴロー”を持って来て「一粒で二度美味しい!」って思ったと思うんだけど、便乗路線丸分かり!
「ヘリオット先生」は、作者の経験に基づいた地域に根付いた獣医さんの日常を書いているんだから。
違うんだから!(怒)

共訳の片割れは英国人らしいけど、最終的な日本語にしたのはムツゴロー先生らしいから訳もなんか今一な感じだし。
(お話の雰囲気がね)
まー、前書きで私のヘソが曲がってしまって元に戻ってない可能性もあるけどねー・・・

でも、「ヘリオット先生」モノは熱烈なファンが多いから、
誰か「本」として完成した後に、売り出す前に内容を全部通しで読んでみた?
本文だけ先に読むって人間ばかりじゃないんだヨ!
安易に本作るんじゃないよーー!
って思いました・・・
(私は表紙から綴じられている順番に頁を繰って読んでいく方なので)

せめて後書きだったらねぇ・・・


・・・あ、あれ?
心優しくなるはずが・・・
ゴホン・・・
な、なので・・・

文庫本を上に書いた順でお読みになって(出版社は違うけど内容的に続きになってる)、愛犬物語は読むんだったら本文だけ先に読む事をお薦めします。


書名上から
1981年文庫化
1981年文庫化
1988年6月発刊
1989年11月発刊


posted by 葉山猫 at 00:21| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 本 活字 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

どうにもここに来ると、知らない本の情報が読めて嬉しいです。しかも動物もの!
どうやら10巻ほどあるようで、中身もおもしろそう。一度は読んでみたいですね。
最近は自転車で会社に行っているので全然読む暇がないのが残念ですが。

小さなころに読んだ動物ものとしては「ドリトル先生航海記」でしょうか。
最近になって知ったのですが、これまた何巻も出ているようで驚いたものです。
Posted by 白くじら at 2006年05月27日 22:12
こんばんはー!

ありがとうございますゝ(^O^)丿
おぉ!ドリトル先生!
懐かしいですねー!

ヘリオット先生シリーズは、ほんと好きです^^

Posted by 葉山猫 at 2006年05月28日 00:39
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