2006年11月20日

混戦 競馬シリーズ - 記憶に残る本16 家宝シリーズ

競馬シリーズ ディック・フランシス(Dick Francis) ハヤカワミステリ文庫
第1作 本命 1962年



これは・・・
記憶に残った本を記事にしようと思った時に、最初に頭に浮かんだ2〜3冊のうちの1冊(というかシリーズ全体)だ。

思い入れがありすぎて中々記事に出来なかった。
今でもまとまっていない。
だけど、書いてしまおう。


全39冊ある。
主人公は、シッド・ハレーという片手が使えなくなった元騎手、騎手キッド・フィールディングの登場する5冊以外、全部異なる。
もちろん、主人公の職種も全部違う。
共通するのは、なんらんかの形でイギリス競馬界が関係していること。

そして・・・

男がいい!!!

のよ!


うーん、悶絶しそう。(失礼)


前に書いた「ウォッチャー」の主人公と通じるものがあるかな。
というより、私の男性の理想像か^^;


このシリーズも熱狂的なファンが多く、他の皆さんも書いているが、主人公の共通した設定が、

ストイック(でもやる時はやる!
無口
無言実行
独力独歩(独立独歩)
そして・・・
頭がいい
でも・・・
・・・セクシー

うっふっふっふっふ


どの本もお勧めだけど、タイトルに上げた「混戦」。

これは主人公がパイロットである。

欧米等ではポピュラーなのか、所謂エア・タクシーみたいな感じである。
ある花形騎手と各所の競馬場へ送り届ける契約して仕事が順調に行くように見えた主人公だが、そこへ競馬界である新システムが採用?される噂が立ち、そしてそれが主人公に・・・
飛行機の爆破シーンあり、XXXが○○○するシーンあり、とそれこそ映画にしたら、良いんじゃない!という手に汗にぎるシーンが出てくる。
もっともこれは、全シリーズに言える事だけど。

どの作品も好きだが、この作品をタイトルに選んだのは、最後の文章を読んだ時、当時悲鳴を上げたからである^^;
既にご存知の方もいるかも知れないが、私は基本的にハッピーエンドが好きである。
(バッドエンドなんか実生活で充分!って言い過ぎか^^; いや、まだエンドではないですけどね(汗)私個人の生活って訳じゃなく、えーと・・・現実世界!そう現実世界が世知辛いでしょー? だからよ、だから!)

なので、この作品を読んでいただいて、是非、「いや、これは違うでしょ。ちゃんと○○ているよ^^」というご意見を聞きたくて・・。はい。


この著者ディック・フランシスは元競馬騎手で、「女王陛下の騎手」という呼称も得ていた時期があったらしい。
エリザベス女王の持ち馬に乗っていたそうだ。
(世界の最後まで残ると言われてるキング(クィーン)の一方は優雅ねぇ)
もちろん、チャンピオン・ジョッキーにもなった事があるそうだ。
そして第二次世界大戦時には空軍パイロットとしての経験もあるらしい。

1作1作、舞台を変え、ミステリの謎を変え、主人公の職種を変えてのお話だが、どのお話も良く調べて書いてある。
ミステリの謎の詰めが甘い、とか、主人公と女性(恋人、思い人)との関係が1パターンが多い、とか言われるけど、いいのだ。

ついでに、主人公の職種の一例をば・・・
     
煙幕 - スタントマンから一流人気映画俳優
標的 - 売れてない作家
飛越 - しがない?保険会社の社員。でも英国の伯爵
決着 - 建築士。自分で住む家を設計・改築しその後売り払うというご商売
黄金 - 大金持ちの息子。だけど家出。異母兄弟姉妹テンコ盛り
証拠 - 亡くした妻を偲ぶワイン商 ワインのお話テンコ盛り
うーん・・全部書きたくなってきた^^;

私のイメージでは、ハンフリー・ボガードをもっと若く、もちっと甘く、笑うと笑顔が明るくて素敵、な感じの男性が己の信じる所を守るため、声高に主張するでもなく、でも絶対に屈せず、最後には己の信じるものを手中にする・・・例えそれが苦くても・・・

みたいな^^;

脇役も良い。
というか、主人公の造型がワンパターンでも、脇役が多士済々なのでそれがいいのかも^^

昔売れてた歌手の老夫婦(とっても素敵
鼻持ちならない貴族の一族 (こんな○カいや
某国の王女様 (お年を召しているのだけど素敵
両親が亡くなってしまった孤独な公爵(確か・・)の跡取りの少年
等など・・・

それに、このシリーズで結構いろんな事を知った。
英国の貴族社会
(ご縁がない)
矢で射られたら、もしくは刃が刺さったら、自分で抜くのは命取り、とか。
(どんな日常生活)
炎天下、サバンナで車に閉じ込められた時の対処方法、とか
(一人でそんな所行かない)
アメリカの台風の発生の仕組み、とか
(アメリカに住む予定はない)
ダイヤモンドの世界流通の仕組み、とか
(宝石商になる予定もない)
イタリアでは避妊薬が違法である、とか
(イタリアでそういう事する予定ないし。それに情報古し)
飛行機を操縦する時に計器が使えなくなったら何を目標にするのか、とか。
(車もバイクもペーパードライバー)
感電して意識を失った時の応急処置、とか
(私が知ってても私が感電したらどうする!)

それに
英国競馬界
(招待されてないし)
英国のブックメーカーの仕組み
(日本じゃ賭けられない)

ね?
いいでしょう?  (ぅぉぃ


えー・・・
とにかく!

ある分野の知識を面白く知りたい方、アクション物、ミステリ?物、勧善懲悪物、良き英国紳士を好きな方、男とは!女とは!人間とは!を感じたい方、にはお勧めである。(女性にもてたい方にも)
著者が、実際に付き合った事のある階層(身分に関わらず)を書いているので、かなり本気で読めます。
(イギリスの競馬界ってステータスなんだねぇ。でも階層社会なんだねぇ。そして馬とか犬とかに対する意識がまったく日本と異なるね。だから車とか道路に対する感覚も異なるんだねぇ。)


後、題名のセンスが良い。
邦題は全部二字熟語。
原題と照らし合わせてみると、結構興味深い。


これ(シリーズ)も

大家宝

である!


どこから読んでも良いけど、やはり発行順がいいかなー。
フランシスさん、もうかなりご高齢で絶筆されてます・・・
(最愛の奥様が亡くなられたのが原因とか・・・)
悲しいです・・・


競馬そのものには興味はないが、馬には興味があった。
お遊びで乗った事があるのだが、とても感動した。
意思のある生き物が私を乗せて、こちらの意思に従ってくれる。
脚から伝わってくる他の命の暖かさ。
なんとも言えなかった・・・
猫も犬も大好きだが、猫や犬とは又違う感情が沸き起こる。
乗馬もお勧め!


競馬に興味がなくても知らなくても、楽しめる作品群ですゝ(^O^)丿


「本命」が第1作目です。他にもたくさん。


蛇足:
競馬は、一度付き合いで日本で武さんの単勝(1.2倍)を1000円買って当てたが、相方に
「俺が(お金を)やるから、場外馬券場へ換金しに行くのは恥ずかしいから止めてくれ」
と、頼まれた。
結局・・・あれ?どうしたんだろ?換金した覚えないぞ??


ラベル: 記憶に残る本
posted by 葉山猫 at 00:00| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 本 活字 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます

本文でなく蛇足に反応、です(*^^)v

いやあ、ご主人、「男」ですよ。極めて全うな感覚をお持ちの「男」です。私でも・・・、いや、私なら、「マスクして忘れないうちに換金してこいよ」って言っちゃうな、たぶん(爆)
Posted by poohpapa at 2006年11月20日 09:27
こんばんは

ぇぇぇぇぇ〜  (笑

そこが男性と女性の違いなんでしょうかねー^^
私は堂々と換金しに行く気満々でした^^;

だけど100万買ってたら、120万・・・
(ないけど
うーむ
やはり持てる所に集まり、持たざるところには集まってこないのですね〜
オゼゼは・・・・ふぅ(´・ω・`)
Posted by 葉山猫 at 2006年11月20日 22:04
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