2007年02月01日

機械を動かすには

「大臣が『女性は子を産む機械』発言をしました」


背中で聞いて、思わず「ぶっ」と吹き出した。


「おぃおぃ」である。

私の知っているだけでも、ここ40年近くの間だけでも結構な失言を、結構な地位と責任を負わされた人達がしてきた。

曰く
「アメリカは黒人が多いから文盲が多い」
日本帝国海軍士官学校(正式名称忘れた)の白い制服を着て「外国」の「政治家」を迎えた(失「言」じゃぁないけど)
いっぱいあったなぁ。

最近はなくなったな、と思っていたら、やってくれましたね。

これは、
子を産める機能を持った「性」は女性しかないのだし、「女性」の数は決まっているのだから、稼動可能な1個体の生産性を上げる、つまり産む人数を上げてもらうしかない。

って主旨でしょ?
わかるよ。
よーくわかる。言いたい事は。
正論だわ。


だけどさ、
いかに優秀な機械であろうとも、野っ原に放り出されて雨ざらしでメンテもされなかったら、動きませんぜ?
それに、人間は単性繁殖生物か?
アメーバじゃあるまいし。


私は、この「機械」発言だけで、辞任しろ、とかは思わない。
謝りながら言ってるしね。
センスが悪くて、立場を考えれば「ぶぁ〜か」って言いたい表現だけどね。

私が問題にしたいのは、
「だから何?」
の部分だ。

機械に例えるなら、その機械が快適に稼動する環境を提供しておくれよ?

その立場にいる大臣でしょ?


対策なくして、子供でもわかる「女しか産めない」という自然の理だけを発言したのなら、辞めてしかるべし。

柳沢って大臣も・・・脳(能)がないねぇ
同じ謝るなら、
「例えが悪かったですが、その「特質」を発揮してもらうためにこれこれこういう対策を考えております。それを言いたいがために不適切な発言をしました!平にご容赦を!」とかしっかりと言えば、その対策が理にかなっているのなら、女性も「まー、そういうことなら許してやろうか」とも思うのに。
・・・だめ?
やっぱり許せない?^^;



でも、彼が言った中で、子を産める上限を50歳としてたね。
これは私にとっては心強かった。(結構ギリだけど)

でもね、だからといって、
「んじゃぁーがんばるわよ!♪(相方)カモン!」
って言うわけにはいかないのよ・・・(失礼)


一緒に暮らし始めて少し経ってからだけど、「子供」というものを考えないわけではなかった。
だけど、仮に50で産んでどうなる?

子供が小学生の間に、親は定年だよ。
それだけでもヘビーなのに、その先を想像すると、子供が高校生か、大学生、もしくは新社会人になった途端に、親の介護って羽目になる可能性も充分にある。
そんなかわいそうな事できるかっ!


それに大分以前に聞いた話だけど、子供一人が大学を卒業するまでにかかる費用は、2000万だって?

無理です・・・


究極で考えると、「単にお金」の問題なんだけど。(私にとっては)
お金さえあれば、親の具合が悪くなっても、施設に入らなくちゃならなくなっても対処できる。

親子の縁が薄くなるのは子供に対して申し訳ないけど、生きていれば、楽しい事もいっぱいあるし、良きパートナーにめぐり合えれば親の縁の薄さをカバーしてもらえるだろう。
毎日とか毎週とか見舞いに来い、とか言わない。
この世に存在して、私と相方の遺伝子を次代につなげてくれて、それにつながる両家の歴史(というほどのものは無い。記憶、思い出って言い換えて)をちょっとでも頭の隅においてくれるなら、文句はない。

これから延々と延びる(であろう)人類の歴史に、片隅にでも我らの遺伝子がつながっていくかと思うだけで、お母さんは幸せだよ。
(完全な個人の趣味^^;)

・・・
いや本当は無条件に子供が好きなんです・・・
理由は?って聞かれても答えられない。


お金よりも、愛情が大事、とかはもちろん分かっている。
だけど、愛情があって親が存命で健康でお金に苦労するのと、親そのものにお金がかかる(介護とか)とは違うと思う。
20歳そこそこで親の面倒をみる羽目に陥る可能性があるってのは・・・
もちろん、不測の事態で実際にそういう状態の親子が世間にはいらっしゃるのも分かっているけど、そういう親御さんも子供さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだと思う・・・
誰でも子供に苦労をかけたくない、と思っているよね・・・


そんな事考えずに「産め!」って言う人もいる。
もしかしたら、私の考えている事は取るに足りないことかもしれない。
肉体的に産めないって人に言わせれば、「贅沢なっ!」かもしれない。

そう・・・贅沢かもしれない。
自分達の老後を子供に迷惑かけなくて済む、という確信さえあれば、産める(多分)のだから・・・



しっかりと考えれば、子供を持つって事はいろいろ大事な問題があるけど、結局少子化という傾向は、「女性」という性を持つ生物が、なんとなく「やばい」「自分に不利になる」「こんな男の子供は産みたくない」っていう感性が働いて、産む、という行動にブレーキをかけているんじゃないのかしら??

女性だけを責めるのは酷だと思うな。
煎じ詰めれば、人間も動物だし、自分のより良い子孫を残そう、という動植物普遍の真理である本能は現代の実情に合わせてもしっかりと「無意識」に機能していると思うから。

女性「1台」あたりの生産性を上げろ、と言うのなら、環境設備とメンテナンスを充実していただいて、尚且つ単性生殖でないのだから、対で動くべきもう一方の男性機械も質を高めていただかないと、対の機械の性能が劣っていれば、連結される製造機も動きませんぜ。
高性能なコンピュータに、性能の劣ったデバイスをつなげようとしても、ソケットははまっても動きませんぜ?













ラベル:ニュース 少子化
posted by 葉山猫 at 11:07| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
人類の為や国の為に、「産むのも、その後育てるのも大変」というリスクを取る人いませんよね〜。ワイドショーでコメンテーターが言ってましたが、「産め産め言われても、まず、この男の、子を産みたいと思わないもん」と発言してました(笑)同感。(でも、金はある)
柳沢(敬称略)は何も考えちゃいないでしょうから、そんなにフェミな感じで怒るにも値しないと思いますが、せめて、大臣ほどの地位の人には、パブリックな場所で言っていいことと悪いことの区別がつくくらいの能力は求めたいという気持ちもあります。
それにしても・・・とにかくお金かかります。学校も政府も教育産業も全部グルなのか?と思うくらい。それなに、ただ産めって言われてもね・・・(困)
Posted by c.mama at 2007年02月02日 09:11
遅くなってすいません<(_ _)>

なんか違和感を感じますよね。
大きく「え?」じゃないんですけど、何か変?みたいな・・・
大臣として仕事ができるのでしょうか・・・
Posted by 葉山猫 at 2007年02月07日 16:58
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