2015年08月02日

答の出ない問題A 里親条件里親考

前記事からの続き。
もう一つの言いたい事。

里親条件:
・60歳以上の方にはお譲りしません。
・必ず避妊手術をしてください。(予防注射・手術証明書を後日提示必須)

・一人暮らしの方はご遠慮ください。
・室内飼い必須
と書いている募集主も多いです。
(他にもいろいろ保護主、団体によって条件はありますが)


これの

60歳以上の方には譲渡しない=里親失格


めちゃくちゃ引っかかっております。
あ。
年齢が、じゃなく、気持ちが。(笑)


冗談はさておき。

神奈川県の保護センターの里親条件にもあったような記憶があります。
保護センターの里親資格を得るために、片道3時間以上かけて講習会を受講しに行き知りました。

猫の寿命を考えた時、人間が先に亡くなってしまった場合、残された家猫の命の危機、放棄・処分、貰われ難い成猫なのに再び家なき子になるという事を避けたくて年齢制限を設けているのは分かるのですが・・・

いいじゃないか!
猫より先に人間がいなくなっても!


前記事の主題と被るのですが、そういう猫が無事に住み慣れた地域でその後も生きていけるような社会にしないと!

と言うのは繰り返しになるのでおいといても、これからの世の中を思えば、60歳を高齢者と言うのも釈然としないが、高齢者に猫の里親を禁じると里親候補がなくなるぞ?
と言いたい。

ただでさえ、いろんな保護主側からの共通した里親条件として
ペット可のマンション、理想は自前の一戸建て (譲渡するならこれは必須でしょう)

若すぎる一人暮らしはちょっと・・・ (キャーカワイイーーッてその場のノリだけで飼われたら困る)

結婚していない同棲カップルはちょっと・・・ (別れたら猫がどうなるか不安)

猫の留守番時間が長くなりそうな人はちょっと・・・ (猫ほったらかしは何かあったらどうする)

仔猫の場合、できれば以前子猫を育てた経験のある人 (そりゃ理想だが随分前なら記憶が薄れてるし、最近なら多頭飼いか、それとも死なせたか手放してしまったって事じゃないのか?)

仔猫なのでできれば小さなお子さんがいないご家庭 (仔猫がいじられまくって弱る)


()内は私の想像理由&心の声ですが、間違ってはいないでしょう。
中には、兄弟猫として保護したので、

「仲がいいのでできれば、2匹(もしくは3匹)一緒に引き取ってくださる方優先(はぁと」

なんて募集文も目にした。
そりゃね、気持ちはわかるよ、気持ちは。
とりあえず言うだけ言ってみた的な部分もあるだろうし?
でも更に対象者が狭まるような・・・


とりあえず、
里親条件の集大成は
1.ペット不可の物件に住んでおらず(できればワンルームも避けたい)
2.結婚しており小さな子供がおらず
3.もしくは独身ならそこそこの年齢(20代中後半??)以上で残業が多くなく、同棲もしておらず
4.休みの日に限らず、長時間外出せず(出勤してそのまま飲み会深夜までコースは少なくとも子猫時代は×。と言うか仔猫時代は8時間放置も×とはっきり断っていたサイトもあった。)
5.予防注射、避妊、その後の病気ケガにもちゃんと対処できる経済力と時間があり
6.大体1年間は折につけ保護主に近況を報告するマメさがあり
7.60歳以上、もしくは60歳以下の飼い主の場合でも、万が一は引き取って飼い続けてくれる保証人?がいる事
 (申込書に保証人名の欄があるところもあった)
8.お渡しする際は、ご自宅までお届けに伺って猫の住環境を確認させていただきます。 


どうですか?

私は1〜6、8のこういう条件を一番満たせる人間って・・・
人間の子育ても終わり、いわゆるリタイアした人達だと思うんですけどねぇ・・・


絶対にダメと言う訳ではないようですが、万が一の場合引き取って飼い続けてくれる保証人というのがネックになるんじゃないでしょうか。
少なくともうちはダメです。
妹の旦那さんがアレルギー持ちで猫嫌いなので。
と言うか妹と私、3歳しか違ってないよ・・・

でも独立した子供、孫達が「うん」と言ってくれない、そもそも結婚してないしペット不可の賃貸だからというケースは多いんじゃないかなぁ、と。
それともバカ正直に考える方がおかしい?
それもなぁ・・・


こんな記事があります。 (「追記」に本文だけコピー)
猫の室内飼いの平均寿命は15歳(外に出る猫は13歳)。

すると、
60歳でアウトー!
って事は、60歳で仔猫を飼ったとして猫寿命を15年とすると、「あなた75歳まで健康に生きれないでしょ?」って言ってるようなものじゃないのかー?

ヒトの寿命を勝手に決めないで欲しいと思うのは私だけですか?

・・・
もっと早くに思いもかけずに儚くなる事も・・・もちろんあるのですが・・・

・・・


今回私が里親条件の中で一番ひっかかったのが60歳の線引きで、何故なら思いもかけず黒助が推定8歳、一緒に暮らしたのはたった5年で突然亡くなってしまった訳で、もし、もしも、又猫を飼いたいと思ってもその時自分が60歳を超えていたら、命を選ぶという葛藤はあるが一番情報量が多い里親サイトからは猫を探せないんだ・・・と言う自分勝手な都合が一つと、
何よりかによりもっともっと大きく切実に感じたのが、

高齢者程、家族の一員としてのぬくもり、生きる張りが必要ではないのか。

と言う事。
同じ記事の中でもはっきりとアンケート結果に表れている。
以前何かの本の題名で(読んではいないので内容は分かりませんが)、

人は何故猫を愛するように人を愛せないのか


と言うものがあった。
「パチンッ!!!!」と音がするほど、私の頭の中にはまった。

正に。
高齢になればなる程人付き合いは難しくなる。
家族でも。



他の方は分からないが、私は「猫が似合う光景」と言われると、縁側でおばあさんと日向ぼっこしているイメージが浮かぶ。

そういうイメージでなくても、

世界中で心温まると評判の写真集


何故これが人種を超えて心が温まると言われるのか。


独りでポツンとテレビの一方通行なスピーカからの音声しか聞こえない日常と
無条件に自分に信頼を寄せてくれ、自分の慰めでもある存在に声をかけ、かけられる事ができる日常。


どちらが自分の、もしくは大事な人の晩年として望ましいか。
もちろんこれも人間のエゴだ。

それは分かっているけど、
「いのちをつないだワンニャン写真コンテスト2013」で最高の環境大臣賞を受賞した、この写真も、

私の家の近くですが、おばあさんが畑仕事をすると
SN3S0849_R.JPG


猫が一緒についていく光景も
SN3S0849_s2.JPG


何故こんなにも心が引き寄せられるのか?

どなたも齢70、80を超えてから猫と巡り会ってる。

生き物の命やどのように扱うか、というのはとても大事だけど。
一面だけ見て、別面を見ないと
双方にとって更に良い結果を逃す事にならないか?


人間と共存してきた動物たち。
野良犬は淘汰されてしまった。
それは野犬は人を襲う事があるから。
人間のエゴ。
でもそれは当時あまり問題にされなかった。

猫は野良では生きていけない?
農作物や花壇に悪さをするから?
臭いがきついから?
虐待は論外だし、扱いに困って保健所に持ち込み、命を人間のエゴで左右する事こそが大問題であって、
猫も自力で生き、自然の流れで病気になったり事故にあったり亡くなったり、
その中でヒトに助けらてもらえるものもいたり。

それでいいのではないだろうか?
こういう運命論は言ってはいけない事なのだろうか?

動物は訴える事ができないから、と人間が保護しないと、と言う気持ちも分かる。

でも
母猫が世話をしているのに、仔猫がかわいそうとまだ一か月にも満たないのに母猫から引き離し、毎日窓から母猫が恐る恐るのぞいていますwと言いながら仔猫にキャットフード与えて里親募集をする。(人もいた)

母猫が世話をでき、差し迫った危険がないなら、引き離さず見守ってはいけないのか?
その地域で地域猫として自由に生きさせるのはダメなのか?

ヒト同士でも気持ちはあっても際限なく助けられないのだから、病気やケガの防止や治療はするにしても、後は猫人生に任せ、ヒトはその人の力量に見合った世話をするだけにとどめても良いのではなかろうか?
すべての生き物を助ける事はできないのだから。

そういう中で縁があって知り合った生き物同士が、短いながらもお互いに支え合ってできる範囲で幸せに暮らす事ができそうであれば、それを是としてはいけないのだろうか。
それ以上の幸せを求めてやらなければ人間性を疑われるのだろうか。

いくら事前にルールで縛ってもその後何が起こるか分からない。
もちろん必要最低限の資格は必要だけど、事前に縛るあまりに、もしかしたら数年しか天命がない猫の、落ち着いて暮らせる時間を削ってしまっているのかも知れない。

国内外で、ハチ公や亡くなった飼い主を慕い続ける犬や猫の話を美談として涙を流すのに、絆を結ぶ機会そのものをお互いに与えられないという事に矛盾を感じるのはおかしいのだろうか。

片方が先に逝ってしまった後、残されたものがその地域でそのまま安全に生きていけるよう、人間側に寛容さと慈悲を求めるのは、叱責や嘲笑の的になるのだろうか?


答は出ない。

 




 
引用元 マイナビニュース 動物・ペット
室内飼いの猫の平均寿命は16.0歳、「家の外に出る猫」はもっと低いと判明

(グラフはグラフタイトルのみで図はなし)

一般社団法人ペットフード協会は、平成25年度全国犬・猫飼育実態調査を実施した。このほど同調査の結果をとりまとめ、発表を行った。
猫の飼育頭数は横ばい、犬はやや減少傾向に

平成25年度 全国犬・猫・ 推計飼育頭数

まず、全国の推計飼育頭数についての調査では、犬は10,872千頭、猫は9,743千頭で、猫の頭数は昨年とほぼ横ばいだが、犬の頭数は減少傾向にあることがわかった(猫の頭数調査結果には外猫の数は含まない)。
猫を飼っているのは50才代が多い

年代別の飼育状況をみると、50才代での犬及び猫の飼育率が最も高く、次いで60才代が高い。また、今後の飼育意向について聞くと、犬が26.8%、猫が16.8%で、昨年から減少傾向にあることが明らかとなった。

平成25年度 犬猫の年代別現在飼育状況の年代別現在飼育状況
平均寿命、犬は14.2歳、猫は15.0歳

犬及び猫の平均寿命について調べたところ、犬全体の平均寿命は14.2歳、猫全体の平均寿命は15.0歳だった。犬は、超小型犬、小型犬の寿命が長く、猫の場合は、「家の外に出ない」猫の平均寿命は16.0歳、「家の外に出る」猫の平均寿命は13.2歳となっている。

続いて、犬及び猫飼育者に生活に喜びを与えるものを聞くと、犬飼育者の1位は家族、2位はペット、3位は趣味だった。猫飼育者は1位ペット、2位家族、3位趣味で、犬・猫の飼育者の多くが生活に喜びを与えるものとして「ペット」をあげている。

生活に喜びを与えるもの 猫飼育者

続いて、ペットを飼う効用について尋ねたところ、ペットを飼う前と比べて、情緒面、コミュニケーションなど様々な効用があることが明らかとなった。16歳未満の子供の場合は、67.8%が「心豊かに育っている」、高齢者の場合は42.4%が「情緒が安定するようになった」、夫婦関係の場合55.4%が「夫婦の会話が多くなった」と回答している。


ペット飼育の効用 16歳未満の子どもについて

(文中青文字は葉山猫加工)
posted by 葉山猫 at 02:17| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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