半月ほど前?に相方から聞いた話。
ある日、相方が仕事から帰って来ると、
「まいった。まいった。」
「どうしよう。どうしよう。」
と言って、外出着から部屋着に着替えるのも落ち着かない様子。
普段から、
落ち着きがない
思い込みが激しい
デリカシーがない
の三重苦の相方。(言いたい放題だな
それでもいつもの落ち着きの無さと違う。(ぉぃ
何か、珍しく順序正しく(こら)何かを私に話したそうにしているのだが、どうやって言っていい分からない、且つそもそも言っていいのかどうか迷ってる様子。
それでも、夕食の準備が整い、隣り合ってソファに座ると(うちはスペースの関係上隣どうし横に座って食卓に向かう)、意を決した様子で話し出した。
以下、現代国語の成績がマーチだった相方の話をなるべく整理して記す。(言いたい放題
「俺がよ、運転しててXXXに通りかかったら」
「朝の5時半位だったんだけど」
「中央分離帯に白いもわ〜〜とした影が見えたのよ」
「最初は遠くから見てて、何かのシートかゴミ袋か何か風で飛ばされたモンだと思ってたのよ」
「でもな、近づくに連れ、いや、近づかなくてもなんかゴミ袋にしては大きいな、っては思っていたのよ」
「嫌〜〜な感じがしたんだけど、まさか、と思ってそのまま運転してたら」
「その白い影が縦に延びたり縮んだりするのよ。もやもやしてるんだけど」
「で、うわーー 嫌だなーーと思いながら近づいて行って」
「手前からも通り過ぎる時もしっかり見たのよ!」
「どうしても目が離せなくなるってあるだろ??」
「するとな」
「するとな」
「女だったのよ!白いXXX着た感じの女!」
「右側車線を俺が走ってて」
「中央分離帯よ??? 中央分離帯のこちら側に立ってるのよ!!!」
私:「ふ〜ん。道路渡ろうとしてた女(ひと)じゃなかったの?」
(この辺からどうやったら相方の頭を冷やせるか本気で考え出す)
「違う!違うって!!!!」
「だって中央分離帯で、尚且つ鉄柵みたいな・・・あーーー!もう!」
「分かるだろ? 柵みたいなのがずーーーーっと中央にある奴!!」
「そこに立ってるんだぜ!!??」
「第一! そこ高速だし!!!」
「そんな所横断しようなんて思わないだろ!!???」
「跨げないしっっ!」
「人歩いているわけないじゃん!!!」
「でな、でな! そこを通り過ぎて、俺振り返ったのよ!」
「後ろ見たのよ!」
「そしたら誰もいないんだ!!!」
「誰も横断した気配もないんだよーーーーー!!!!」
もうパニクリ寸前。
いえ、パニクッてました。
私:(非常に落ち着いて。「買物いこっかな」って感じで)「それは渡ろうとした人だよ」
「え・・・え・・・。だって・・・だって、鉄柵あるんだぞ!?」
私:「それでも渡ろうとした人」
「・・kuSD sssr亜アH・・・」 ← なんか言おうとしてるんだけど言葉にならない。
私:「昨日のニュースか何かでもやってたじゃない。自転車に乗って高速入っちゃったおじいちゃんとか。この間も、高速で歩いていてはねられた方いたよね?(← 確かでないが自信をもって言い切る)」
「朝の5時半でしょ? 酔っ払い!(きっぱり)」
「轢かなくて良かったねー!」
「ぇ・・・そ、そかな・・・」
私:「うん! それ、実際の人間。酔っ払い。まさか貴方居眠りこいてたんじゃないでしょね?! 幽霊だとか思った? 危ないわよ!」
「何を言うか!」
「俺は寝てない!そんな事するもんか!第一! (この後話が普段いかに俺が重労働しているか、真面目に仕事しているかに変わりました。(*'-')VV)」
・・・
一件落着。v(^-^)v
まぁ、私の言っている事はおよそ中身のない、脈絡も筋道もなく論理的なものはまったくないのですが。(笑
何せ、相方は以前の記事でも触れましたが、私が言う事で暗示にかけられる人。
(私の事は「相方専用人間スパシーボ」と呼んでください)
まぁ、それでもなんか狐につままれたと言うか、納得はしてないけど私の言う事を信じようとしている雰囲気が見て取れましたので、以下の事をしてあげました。
一息ついた後、
『思いっきり』、背中を3回横に払う様に叩いてやりました。
相方は
「何するんだよ!(怒)」
って振り返ったので
私:「憑いてない。憑いて来てない。何かいたとしてもこれでおっけー」
落ち着いたようです。
(私もすっきり♪ (こら))
まぁ、最後のは素人がするのはなー と不安があったのですが(今までこんな事やった事なし)、これで相方がさっぱりするなら、いいか、と。
(何かを気にして事故起こされたらたまったもんじゃない)
常々、もし不測の事態が起こったら(内容に寄りますが)私の方が理性的な行動が取れるだろうと♪
ほーっほっほっほっほ^^;
相方は野性的な反射行動(別名、本能)は素晴らしいのですけどね。(´・ω・`)
まぁ実際、単調で変化のない道や環境の中を運転していると、脳が催眠状態??に近くなり、実際には無いものを見たと錯覚するという話を呼んだ事がありましたので。
それに違いないと。
相方も落ち着いてから同じ事を言ってました。
尚・・・
文中の「XXX」の部分は、理由があって伏字にした訳ではありません。
相方はしっかりと地名と服装を言ったのですが、
どういう訳か、まるっきり思い出せません。
話を聞いていた時は、何べんも会話中に出てきてしっかりと聞いてたんですけどねぇ。
相方に聞きなおす事はしません。
思い出させるから^^;
ラベル:怖い話