2008年04月04日

黄金の羅針盤  -ライラの冒険-  読了

読み終わりました。


感想
1)結末はまぁ良かった。
2)物語の持って行き方は・・・(´・ω・`)


以下ネタばれ!!!



感想
1)結末はまぁ良かった。
甘くない。
つーか、それまでの中途半端に持ち上げるライラの扱いからすると、辛口って感じで意表をついたってだけだけど。

2)物語の持って行き方・・・
・・・
以下に(笑



やはり、都合の良いお話のつじつま合わせが随所に見られた。
あ、
お母さんの母性愛発露はどうも本物のようでした。


このお話・・・
キリスト教関係者からクレーム来なかったのかなぁ?
クレームが来なかったのなら、それは・・・
多分あまりにお話が破綻しているので、無視されたのでしょう(笑


創造者(いわゆる「ほんとの」神)が年食いすぎてヨイヨイになってて(´・ω・`)、人間上がりの天使がこの神の代わりに権力を握ってて、多重世界をも征服するような勢いを持っているのに、ライラの母ちゃんにだまされて・・・って、ぅぉい!って言いたい箇所が満載!
又、その騙し方がねぇ・・・
無理があると思うよ・・・
一応ナンバーツーの神さん的立場なんでしょ?
色香に惑わされ、かつ本音を隠した心を読まさせられてそれを信じるって・・・
ただのスケベ親父(´・ω・`)


更に唐突に母ちゃんと父ちゃんが協力してこのナンバーツーをやっつけるって・・・
唐突に出てくる「奈落世界」という概念。
多重世界におけるその定義は!?
ってな感じですね。
(いや一応説明はあるんですよ。ほんの数行・・・)



又このライラの父ちゃん、ち〜〜〜〜〜っとも感情移入できなかった。
私には父ちゃんの言ってる事の整合性が最後まで読み取れなかった。

まぁ、一巻目の出だしや、ライラと父ちゃんの関係とかから
「ライラってなんか・・・かわいくない」
「何?この悪意の塊のような保護者(早い段階で父ちゃんと判る)は?悪役なの?」
って思った所から、斜め目線で読み始めてしまったのが大きいだろうけど^^;

いや、今まで読んだ本の中でも、最初悪役、でもほんとはいい奴だった!
ってのや、
悪役だけど、いろいろな経験をして思考信条が変化して行ったってのやら、いろいろあったけど、最後の正体が分かる時点で、なぜそのようになったかってのが分かる記述(途中途中で信条が変わるエピソードやら正体ばらしやら)があるのよね。
うーむ・・・
私がバカなのか?



更にヨイヨイになった神さんをライラ達が助けるシーンがあるんだけど、その後神さんどうなったん?

ライラがメアリー(誘惑者)と邂逅する世界も、ライラ達は追われて偶然に迷い込んだように思えるのだけど、夜空の星の数ほどある多重世界の割りに極々少ない世界しか行ったり来たりしてないような・・・
(それに関する納得できる説明無し)


誘惑者の誘惑とはなんぞや!っていう部分もなんだかな〜だし。
いや、何を持って誘惑とするか、っていうのは、わかるのよ。
だけど、メアリー自体が具体的に積極的に関わってないし・・・
とても、聖書に登場する「蛇」と同義にはできないような・・・
(だって蛇は明確に示唆するもんね? 行動と結果を。)


あんなメアリーの打ち明け話なんて・・・
メアリーでなくてはならない、って事にはならんし・・・

それにイブがリンゴを食べる事になぞらえているあるシチュエーションについても、ライラって12歳って設定じゃなかったっけ?
そりゃ、12歳でも運命の伴侶に出会う可能性はあるけどさー。
こんなお子様チックな感情の持って行き方で世界を救われてもねぇ・・・
いや、このシチュエーションの前段階でいきなりライラとパートナーの関係と感情が大人びるんだけど、それが唐突(笑
西欧人はませてるのねぇ。


それから殺人の使命を帯びた僧の末路と言ったら・・・
あんなに意気込んで、結構な行数を費やして延々と伏線を張ったにも関わらず、これかぃ!ってな結末だし(笑
浮かばれんのぉ・・・(合掌)


大体、「死者の世界」の定義自体が破綻してるし。
西洋のキリスト教世界における「天国」と「地獄」はどこいった?
ライラ達が開放するまでの、この長き時の間に死んだ者達が全員、あの世界にいるわけ?
嘘でしょう・・・(怒)
神がいる理由がない。


=========================
あ〜〜〜!
今分かった。(記事アップした後^^;)
最後の審判に至るまでの死者の世界か!
なるほどね〜〜〜。
んでもって、最後の審判をライラがやっちゃったわけか。
(審判を誰がやるか、更にその審判条件をライラが決めちゃった)
確かにそりゃ”ライラの大冒険”だわ。

しかし・・・
(ライラでなく)神が審判するまで、あんな世界に閉じ込められてるってのは嫌だのぉ。
(死者たちには意識が有って、本人の善悪性関係なくライラ達が決着つけるまである怪物に襲われ続けてる。)
ギリシャ神話のシジフォスを連想してしまったぜ。
審判下されてないのに罰としか思えなく延々と襲われ続ける。


なるほど〜〜〜〜〜
ここだけとったら、確かに世界の運命を握る女の子だわ(笑
そっかー。
こういう風に、他にも西洋キリスト教世界の教義と照らし合わせる事ができるならば、「冒険」の意味が分かるわけか〜〜〜。

・・・
わかりづれぇ〜〜〜(爆
だから、キリスト教世界が身近な西欧社会では評判高かったのか?
降参!<(_ _)>

でも・・・
物語としてはやっぱし・・・ご都合主義としか!
キリスト教世界の人間には興味深いのかも知れんが、異教徒を啓蒙する事はできませんな!

最後の審判の日っていつだっけ?
世界最後の日って言われてもねぇ。
さらにそれから振り分けられて、永遠の地獄か楽園に行く・・・

それよりか、閻魔様にさっさと判断くだされるか、途方も無い年月の後(五十六億七千万年後?)に再臨して最終的に衆生(ってすべてって意味だよね?)を救済するといわれる弥勒菩薩さんの方が断然いいね!
追記終わり!
=========================




ライラが助ける死者は・・・
特定の人間では有りませんでした。
生き返らせるという意味ではなかったけれど。
そこら辺は許せました。
だけど・・・
その世界の前提と助ける手段が・・・
死者の世界の番人?になるハービーとの契約?も・・・
それって・・・ライラ達が決めて良いわけ?
んで、なんでそれでハービーが納得するのか^^;

おまけに動物はどうするん!?
目に見えるダイモンを持ってない白熊君や、他所の世界の人間に関する「目に見えるダイモンは持って無いけど、実は・・・」
って記述があるけど、だったら、死者の世界に人間しかおらんのは何故じゃ?
まぁ死者の世界もひろうござんすって説明があるから・・・
でもなー
そしたら、あの死者たちの救済手段であるブツが一箇所だけって。



前記事で、「誰かに借りて読むくらいがちょうど」みたいな事書きましたが、読む価値ないです。

ストレスが溜まるだけ(爆


物語に何の意味も求めず、SFXだけを楽しみに映画行くのは良いかもしれない・・・
って、映画を見た方達の感想を読むと、そのSFXも今一だったらしいし・・・^^;



こうやって考えると、「ハリーポッター」は大したもんだとつくづく思う。
確かに読んでいる最中は、ハリーのモタモタさ加減とか、ロンの自分勝手さとか結構イライラしたけど^^;、個々の性格付け(悪役含む)とか細かなエピソードの絡み具合とか、良く考えられてるよ。
ほんとに。

原作内での用語とか日本語訳とか、知識の有る人にしたらいろいろ突っ込むところはあるのかも知れないけど、「物語力」というのは確かだと思う。


この作品は後書きによれば、ハリーポッターよりも先に発表され、かなりの賞を受賞し、世界中の子供や大人に歓迎されたって書かれているけど、「ほんと?」って思うってしまう。
結局、当時他に作品がなかったからじゃないの?
ってね^^;

一大ファンタジーブームに突入したのは、少なくとも日本ではハリーポッターからだし。
(後書きによれば、その先鞭をつけた作品はこれだって位置つけられていたけど。そんな事いったらね〜・・・ブームの寸前に賞取った作品は全部そうなるのじゃ?)

まぁ後書きを読むと(私的には物語そのものより、後書きの方が意味深かった)、楽しむ児童文学というより、深遠な西洋キリスト教世界が絡む哲学的な問題の新?解釈物語として読むのが正解のようです。
中学生の頃読んだミルトンの「失楽園」を楽しめなかった(内容覚えてない)私としては、当然の感想になってしまったわけですな^^;


後書きの言う通り、西欧世界では評判が良かった、が真実ならば、ここは素直に、私には理解できなかった物語として脱帽します。(爆


posted by 葉山猫 at 12:26| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 本 活字 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんか、もうちょっと落ち着いて読まれた方が、良いような・・・。
Posted by とおりがかりですが・・・ at 2008年04月06日 15:12
あははは^^;

こんにちは。
>なんか、もうちょっと落ち着いて読まれた方が、良いような・・・。
すいません<(_ _)>
最初のうちでもうライラかわいくない、となってしまったもので・・・
以後、気をつけます。
Posted by 葉山猫 at 2008年04月06日 22:12
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